出るのはやはり定年本でしょうね。2月から4月にかけて、ドドッと出るでしょう。
新書は安くて手軽に読めます。電車の中でも雑誌よりもスペースを取らないですから。時事的なもの、日本の政治でもいいし、経済でもいい。食品偽装、年金問題など、新聞や週刊誌では読めない内容をじっくり読みたい。じっくりと言っても通勤電車を3回くらい往復すれば読めてしまうような、そういう按配のものがいいですね。実際今年は、先に挙げられた『偽装請負』、あるいは『
亡食の時代』(産経新聞「食」取材班著、扶桑社新書)のような新書が出ましたからね。来年はもっと出ないかなあと思っています。
あるいはそれをさらに進めて、学者とジャーナリストが手を組んだ本というのがあっても面白いですよね。ジャーナリストは、基本的には目先のことしか追いかけないけど、学者はその目先の事象を論理化することが出来るわけですから。それぞれの特長を上手く合体させるものがあれば、電車の中で現代社会が分かるようになります。