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[知ることの価値と楽しさを求める人のために 連想出版がつくるWEB マガジン

新書に訊け!ニュースを「テーマ」で読み解く

毎日飛び込んでくるさまざまなニュース。その背景にまで興味が広がったら、まずは新書にあたってみよう。そこにはたいていのテーマが網羅されている。新書マップを使えば、ニュースを読み解くヒントが得られる。

NEW 2023/03/15

News 01

高市氏 行政文書は「捏造」と主張

立憲民主党の小西洋之参院議員が3月2日に公表した放送法の「政治的公平」に関する文書をめぐり、文書に自身の発言とされるものが記されている、当時総務相だった高市早苗経済安全保障担当相は、文書が事実なら衆院議員を辞職すると発言。総務省は7日にこれらの文書を「行政文書」と認定したが、高市氏は8日の参院本会議で「捏造された行政文書によって閣僚や議員を辞職すべきだとは考えていない」と述べた。10日の記者会見では監督責任を問われ「当時の総務相として総務省の行政全てに責任を持つ立場だったので、責任を感じる。大変申し訳ない」と述べた。

News 02

韓国 元徴用工解決策で財団が賠償

韓国の朴振(パク・ジン)外相は3月6日、元徴用工問題の解決策について、韓国最高裁が日本企業に命じた賠償金の支払いを韓国政府傘下の財団が肩代わりすると正式に発表した。賠償対象となる元徴用工15人分の判決金と利子の総額は40億ウォン(約4億円)規模になる。肩代わりの財源は民間の自発的な寄付などでまかなうとした。日本側には「日本政府の包括的な謝罪、日本企業の自発的な寄与で呼応することを期待する」と求めた。

News 03

脱マスク 対策緩和「個人の判断」に

政府は3月13日から、新型コロナウイルスの感染対策として国民に呼びかけてきたマスク着用の目安を緩和し、原則として個人の判断に委ねる。屋内では原則着用を推奨し、屋外は、近距離で会話する場合を除いて不要とする。医療機関や高齢者施設を訪れる際や、混雑した電車やバス内のみ、引き続き着用を推奨。5月8日に予定される新型コロナの「5類」移行に先行し、社会の正常化を図る。

News 04

天文遺産 国内初のプラネタリウム

日本天文学会は3月12日、2022年度の日本天文遺産に、日本の原子物理学の父と呼ばれる故仁科芳雄博士の研究室で開発され、36年に北海道の皆既日食で初めて観測に使われた宇宙線検出器「仁科型電離箱」と、1937年に国内で最初に設置され50年以上稼働した「大阪市立電気科学館プラネタリウム」を選んだと発表した。電離箱は42年に、後に太陽フレアが起源と判明した宇宙線の異常増加を数時間にわたって観測した。

News 05

アカデミー賞 アジア系初の主演賞

アジア系の俳優が、オスカーの主演賞を史上初めて獲得した。第95回アカデミー賞の主演女優賞を「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」のミシェル・ヨーが受賞、同作品に出演したキー・ホイ・クァンは助演男優賞を受賞した。主演女優賞へのアジア系のノミネート自体もミシェル・ヨーが初めてで、歴史的な快挙を成し遂げた。

News 06

大江健三郎さん、死去 88歳

現代人の苦悩と希望を描く数々の小説で1994年にノーベル文学賞を受賞し、核兵器廃絶や憲法擁護、反原発などの行動も続けた作家の大江健三郎さんが3月3日、老衰のため死去した。88歳。1935年、愛媛県生まれ。終戦とともに学校教育が軍国主義から民主主義的なものに切り替わった体験が文学上の原点となった。東京大学仏文科在学中の57年に「奇妙な仕事」でデビューし、翌年、「飼育」で芥川賞を受賞。94年、ノーベル文学賞を受賞。

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