AI技術を用いて合成されたリアルな画像、音声、映像などの悪意ある使用が問題になっている。『ディープフェイクの衝撃』(笹原和俊著)は、ディープフェイクの危険を回避しつつ、いかに恩恵を享受するかを検討する。『小山田圭吾の「いじめ」はいかにつくられたか』(片岡大右著)では、東京オリンピック・パラリンピック開会式の楽曲制作を担当していた小山田圭吾氏が、過去の「障害者いじめ」によって辞任を余儀なくされた騒動を検証する。誤・偽情報ががSNSなどで炎上する「インフォデミック」という「災い」について考え、その修正についての議論の必要性をうったえる。
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