2009年に裁判員制度が始まるのを受けて、裁判官を批判的に論じるものや、裁判の現状を追いかけたような新書も出版されました。元判事の井上薫さんが『
裁判官の横着/サボる「法の番人」たち』(中公ラクレ)、『
痴漢冤罪の恐怖/「疑わしきは有罪」なのか?』(生活人新書)と2冊立て続けに出しました。やはり関心が向いているテーマですね。
今年は、サブプライム問題や石油高騰から始まり、世界的な金融不安まで、経済状況がとても悪くなった。そんな中、先月出版された『
強欲資本主義 ウォール街の自爆』(神谷秀樹著、文春新書)がベストセラーになっているのはよく分かります。現在のような経済状況にいたった背景を分かりやすく説明している。