日本経済新聞出版社には、新書サイズでいうと「日経文庫」というシリーズがすでにありました。ビジネスパーソン向けの実用書が中心で、例えば、決算書とか財務諸表といった、ビジネスの現場で参考になるテーマを扱うシリーズです。書店では実務書コーナーに並んでいることが多いのですが、このシリーズの本の企画を考えているとき、実務的ではないもの、ビジネスの役にも立つ読みものなどを、コンパクトなサイズで展開したいという希望があがっていました。そこで、その「器」として「日経プレミアシリーズ」を創刊することになったのです。当初から新書サイズをだすと決まっていたわけではなかったのです。